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レーシック 比較のおもしろい結果

近視手術は10月27日。週末を休めるようにと、手術日は金曜日だ。
これもいい。当日手術を受けたのは、T木場の材木商のご主人、ゴルフ練習場の経営者、ゴルフのレッスンプロ、それともう少し視力を矯正したいと、二度目の手術を受ける主婦らしき中年の婦人、それに私の5人。
正午過ぎに集まった。もう一度検査したあと、両眼に麻酔薬をさす。
あとは順番に呼ばれて、手術室に入る。手術室といっても、素人目には、歯医者の診察イスの親戚みたいな診察台に横たわるだけで、着替えることもない。
どれが最新式の手術機器だか分からない。最初は左眼。

「体の力を抜いて楽にして下さい」と、いわれても、どうしても力が入る。瞼を閉じないように、なにやらテープのようなもので、固定され、これでもう、あと戻りはできない。
手術開始。最初はフラップを作るために、眼球のどこかを吸い上げるのだが、私の場合はどうもうまくいかない。
「うまくいかないときは、器械が動きませんから心配いりません」。Mさんはあっけらかんとしているが、当人としては、脈が早まり、動悸も高まる。
もう一度、瞼を固定し直したらOKだ。「長い睫毛が挟まったからです」とMさん。
「赤い点を見つめていて下さい」といわれて、じっと見つめていても、どこかに消えてよく分からない。「眼を動かさないで」と注意されたって、無理というもの。
赤が黄色になり、なにやら隙間風が眼に入ったなと思ったら、レーザーで角膜を削っているときのことだそうだ。これで手術は終わり。
そのまま2〜3分間じっとしている。そのときMさんがいったことは「ちょっと一服してきます」。
「えっ、患者をおいてタバコだって?」といいたいところだが、こちらとしては何ともならない。一服すんだかなと思ったころに、Mさんが戻ってきて「うまくいきました」と成功宣言。
右眼も同様。両眼で15分もかからない。
受ける立場としては、拍子抜けするほどあっけない。あとの人が手術を受けている間、20分ほど脇のソファーで横になって眼を休ませていたが、「もう開けてもいいですよ」といわれて、おっかなびっくり眼を開いた。
天井が、壁が、張り紙の文字が、ぱっと飛び込んできた。見える、見える。

マジックにかかったようなものだ。それから2〜3時間雑談。
すぐ帰ってもいいのだが、異常なしを確認するためだという。手術を受けた側としても、安心だ。
私の場合は、手術中も術後もまったく痛みはなかった。一緒に受けた人のひとりは多少痛みがあったようだから、個人差があるのだろう。
ただ、術後しばらくは、瞼が重くなった。もう無用の長物だと、池袋駅でメガネを捨てた。
帰りの電車では中つり広告のかなり細かい字が見え、車窓の風景もじっくりと楽しんだ。視力の回復感をたっぷりと昧わった。
すぐに効果が分かるのは何よりも素晴らしい。こんな気分は、本当に何年ぶりだろう。

家に帰った。家内は「もうメガネはいらないの」と、信じられないような顔だ。
学生時代から一緒だから、彼女にとっても、メガネ無しの亭主の姿は、不思議やら、おかしいやら、懐かしいやらということだろう。一週間後の検査まで、毎日目薬を5回さすだけだった。
痛みもなかった。検査では1.0近くまで視力は回復した。
若い人がやれば1.5にはなるのだそうだ。私の場合、老眼があるため、これくらいでちょうどいいとのこと。
手術前にMさんと相談して決めた目安通りだ。1000円で読書用の老眼鏡を買った。
近視、乱視、遠視のすべてが同時に解消できればいうことはないのだが、無い物ねだり。近視と乱視が解決、残ったのが老眼だから、バランスシート上は格段の改善だ。
書いている時点では、術後まだ半月しか経っていない。先のことは分からない。
いまのところ、これといった問題はない。自慢できるほどの顔ではないが、素顔を人様に見てもらえるのもうれしいことだ。
若返った気がする。この手術は、費用が高く、保険外というのが難点だ。
だが、これからこの手術はもっと普及するだろう。そうすれば費用もかからなくなるはずだ。

我が家は近眼の家系だ。息子たちは早くも親父のスネをかじろうと狙っている。
いずれ、Mさんのお世話になるかもしれない。メガネ、出腹、ハゲは、おっさん族の三重苦だ。
残るはあと2つ。レーザーを当てるだけで、出っ張っている腹は引っ込み、頭の髪もフサフサになる。
早く実現して欲しい夢だ。Mさん、どんなものでしょうか。
視力に異変を感じたのは、中学生のときでした。盲腸の手術で入院したとき、身体を起こせないこともあって、完全に光をシャットアウトした状態で本を読んでいたのです。
おそらくそれが原因なのでしょう。ある日突然見えなくなってきたのです。
それまで両眼とも1.2だった視力が、0.5、0.2と、みるみる低下していきました。僕は現在、ゴルフのインストラクターをしていますが、小学生の頃からプロを目指していたので、その当時も当然ゴルフ浸けの毎日。

高校生の頃にはもう自分の打ったボールが見えなくなってしまい、一緒に回っている人にどっち行ったなんて聞きながらプレイをしていたものです。ときには結局ボールを探し出すことができずペナルティを払い、あとで聞いたら、ぜんぜん逆の方向を教えられていたなんて笑えないこともあり、ついに矯正に踏み切りました。
ここまで裸眼で通したのは、もちろん理由があります。まず眼鏡に関しては、ボールが実際の大きさよりも小さく見えるし、壁や地面が湾曲して見えます。
それによってラインが読めなくなるのです。また、ゴルフは基本的に屋外のスポーツなので、コンタクトレンズは非常に眼が乾きます。
しかも僕は花粉症なので、眼がかゆくてもこすれないという状況は過酷でした。ただ、それも日常化してしまえばあたりまえのこと。

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